ツイートすれば数十万の「いいね」が集まり、国内外から歓喜のリプライが届く。冨樫さんの一挙手一投足がなぜここまで注目され、好意的に受け止められるのか。蔵書1万3000冊を誇る「マンガソムリエ」の兎来栄寿(とらいえいす)さんに分析してもらった。
■偉業成し遂げた「たった4人」のマンガ家のひとり
(1)冨樫さん自身がマンガ界の「トップオブトップ」であり、(2)冨樫作品が「代替のきかない稀有な存在」であること。兎来さんに言わせれば、これら2つが「好意的な受け止め」につながっている。兎来さんは、「HUNTER×HUNTER」連載開始から20年以上、リアルタイムで追いかけ続け、マンガ家・みなもと太郎(享年74)さんと同作にまつわるトークイベントを行うなど、一家言持っている人物だ。まず、何をもって(1)「トップオブトップ」といえるのか。
「実はマンガ史上、累計発行部数5000万部以上の大ヒット作を2本以上生み出したのは、冨樫さん含めたった4人しかいないんです」(兎来さん)
残る3人は、手塚治虫さん、あだち充さん、井上雄彦さん。冨樫さんの大ヒット作と言えば、「幽☆遊☆白書」(連載:週刊少年ジャンプ/1990~1994年)、「HUNTER×HUNTER」(連載:同/98年開始、休載中)で、幅広い世代に支持されている。さらに今回、ツイッターでも記録を打ち立てた。アカウント開設から一週間足らずで首位に。今や、「京都府の人口(255万人)を抜いてしまいました」と兎来さん。さらに、冨樫さんのツイートに、様々な言語で世界中から「神よ、我々の大いなる光よ......」といったリプライが寄せられていることを踏まえ、「私の肌感覚でも、『HUNTER×HUNTER』の(ツイッター)アイコンを使っている海外の方に出会う機会は一際多い」と述べた。
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https://www.j-cast.com/trend/2022/06/04438522.html
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お、おう