概要
母・イザベラを襲う不調。
その正体は《渇望の災淵》で目覚めた幻獣によるものだった。
実行犯と思しき男――《幻獣機関》所長・ドミニクを討つべく《災淵世界》へ乗り込んだアノス。
しかし討つべき敵は何者かの手によって既に葬られており、
根源が滅びるその瞬間に居合わせたため、ドミニクの殺害容疑を被せられてしまう。
その窮地を救おうと、味方のふりをして現れた者……
それこそが真の黒幕であると看破したアノスが語る、一連の事件の真相とは――?
それはグスタとイザベラが互いに転生する前、二人が出会ったその瞬間に遡る――
第十二章《災淵世界》編、完結!!