ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐり、NHKは2023年10月12日、4日後に東京・渋谷のNHKホールで予定していたBSプレミアム「ザ少年倶楽部」(金曜後6・00)の公開収録(11月10、17日放送予定)を中止すると発表しました。
「ザ少年倶楽部」をめぐっては、2002年に番組への出演を希望してダンスの練習に参加した男性が、東京・渋谷のNHK放送センター内のトイレでジャニー喜多川氏から複数回、性被害に遭ったとする証言を報道。
NHK自身が報じたトイレでの性被害に対し、ジャニーズファンからは「少年倶楽部ってそんな簡単に出れないから嘘つき」という声が多くみられました。しかし、性被害を受けた元ジュニアの中村一也さんが週刊文春に語った「ザ少年倶楽部」出演までの過程(毎週末にレッスンがあって、週を重ねていくごとにA、B、C、Dとグループ分けされて、上のAとかBまでいくと『ザ少年倶楽部』にバックとして出られるんです)を考慮すれば、決して告白者は嘘の証言ではないことがわかりました。
※2024年1月20日追記:X(旧Twitter)では、NHKの「虚偽報道疑惑」がトレンド入りしていましたが、ソースがネットニュースで、旧ジャニーズファンが疑問に思ったポストを引用した記事でした。『2002年には渋谷のNHK放送センターでダンスの練習は行われていない』というのが虚偽報道疑惑の根拠のようですが、元ジュニアの中村一也さんが週刊文春の取材に「中学1年だった01年1月、事務所からいきなりダンスレッスンに呼ばれた」「レッスンは渋谷のNHKの709リハーサル室で行われ、当時69歳のジャニー氏の姿もあった。」と証言しています。よって、2002年には既にNHK内でダンスレッスンはされていたものとみられ、虚偽報道の線は消えました。
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