概要
日本のアニメーション史に輝くレジェンド、大塚康生。
新人時代の高畑勲・宮﨑駿両監督を見出し、
『ルパン三世』(旧)で最初にルパンを動かした名アニメーターのロングインタビュー本が、
ついに[新装版]で復活!
本書は、大塚氏が、映画・TV歴代作品の制作秘話や、
高畑・宮﨑両監督との長く深い交友、アニメ制作現場の実際、
時代と人の変遷といった多彩なテーマを、
5年に及ぶ取材で“縦横無尽”に語った唯一のロングインタビュー本。
聞き手は、「完本 市川崑の映画たち」などの著書で知られる映画研究家の森遊机。
大塚氏自身にしか語りえないスリリングな歴史的証言と、ユーモアあふれる語り口で、
2006年の初刊行時に各界で高い評価を受けた本書は、近年入手困難でしたが、
このたび、カバー・表紙の装丁と本文の文字組みを一新、
秘蔵画稿や貴重写真を多数収録した[新装版]として、
原本発行元の実業之日本社より待望の復刊が実現。
さらに巻末には、大塚氏と親交のあった大隅(現・おおすみ)正秋監督、押井守監督、
スタジオジブリ プロデューサー・鈴木敏夫氏(50音順)の特別寄稿を新規収録。
アニメファン、映画ファン、昭和平成カルチュアファン必読の一冊!
●主な内容(予定)=新規口絵・新規各章扉/第1章 作画監督という仕事/
第2章 「動かす」ということ/第3章 東映動画時代と『ホルスの大冒険』/
第4章 Aプロ、コナン、テレコム/第5章 ルパンとの長いつきあい/
第6章 演出家それぞれ/第7章 アニメーション・スタジオの実際/
終章 アニメーションのこれから/特別寄稿(50音順)=大隅正秋氏・押井守氏・鈴木敏夫氏