概要
死者の魂、呪詛、そして痛み──。
「漆原雪人」が得意とする、儚く苦しくも希望に溢れる物語が描かれる本作は、
ノベルゲームファンなら垂涎間違いなし。
さらに、美少女イラストを得意とする「さいね」の華やかで温かみのあるイラストが、
残酷で繊細な物語をより美しく彩っていきます。
【ストーリー】
――心は痛みでできている。
誰かがそう心の中で囁いた。
言葉にできない悲しみが――
形を持たないはずの愛しさが――
目には見えない、痛みとなって、心を突き刺す。
だからこそ、人生(いのち)は巡る。輪のように。
……生まれつき心の痛みを知らない少年、橘才(たちばな さい)は、
唯一大切な妹に忍び寄る悪意の種を、人知れず刈り取る日々を生きていた。
色褪せたその日々の中で出逢ったのは、
まるで綺麗に取り繕った人形みたいに無口な少女……紅緒祀(べにお まつり)。
――“ズキリ”
生きることに飽き始めていた少年は、産まれて初めて、心を突き刺す“痛み(恋)”と巡り会った。
死者と生者が交錯する、夕闇のはざま。
そこに古くから存在する「無銘荘」というアパートで、奇妙な共同生活を送ることとなる少年少女たち。
「心の痛みを知らない、残酷な少年」
「友達のいない、寂しがりやな女の子」
「人付き合いの不器用な、人懐っこい女の子」
「野心家で厳しいけれど、面倒見のいい女の子」
「世界で一番かわいい自分が、世界で一番大好きな男の子」
「埒外の力で全てを捻じ伏せぶち壊す、最強を自称する滅茶苦茶な女」
「生まれつき身体の痛みを知らない、繊細な心を持った男の子」
一つ屋根の下、彼らは『呪詛』と呼ばれる存在と戦い、
今日まで知らなかった心を知って、成長を遂げていく。
――人の心は、痛みでできてる。
この“痛み(恋)”を守り通せるのなら。
世界をやさしくそっと、壊せるのなら。
……たとえ、獣に戻ろうと構わない。
だからこそ、人の心は痛みでできていて。
人生(いのち)は輝き――人生(こころ)は巡る。輪のように。
【ジャンル】ノベルゲーム
【キャラクターデザイン・原画】さいね
【SD原画】ななかまい
【企画・シナリオ】漆原雪人
【音楽】松本文紀、藤間仁(Elements Garden)
【特装版同梱特典】
◆サントラCD1枚
◆ドラマCD1枚
◆サイン入りミニ色紙(3種)
◆扇子
◆ブランケット


