概要
「君の人生を、最も輝かしいものに捧げたまえ」
不気味に蠢動するハートレスの足跡を辿るべく、
調査していたエルメロイII世とグレイのもとにもたらされたのは、『冠位決議』の知らせであった。
何人もの君主と代行たちが集まるという会議に、無論エルメロイII世も召集されることになる。
しかし、このたび掲げられた問題は、貴族主義派、民主主義派の双方を揺さぶり、
魔術協会全体を混乱に陥れる陰謀の渦だった。
時計塔の地下に広がる大迷宮と、その生還者。
謎の、連続失踪事件。
そして、いずれ劣らぬ時計塔の支配者たち。
『ロード・エルメロイII世の事件簿』、最後の舞台の幕がいま開く――
・「ロード・エルメロイII世の事件簿1 case.剥離城アドラ」
・「ロード・エルメロイII世の事件簿2 case.双貌塔イゼルマ(上)」
・「ロード・エルメロイII世の事件簿3 case.双貌塔イゼルマ(下)」
・「ロード・エルメロイII世の事件簿4 case.魔眼蒐集列車(上)」
・「ロード・エルメロイII世の事件簿5 case.魔眼蒐集列車(下)」
・「ロード・エルメロイII世の事件簿6 case.アトラスの契約(上)」
・「ロード・エルメロイII世の事件簿7 case.アトラスの契約(下)」