●ヤクザ同士の純愛が衝撃「モンスター(親分と姫)」編
「モンスター編(親分と姫)」は単行本19巻に同梱する形でアニメ化されたエピソードで、原作の63話から69話が該当します。アシリパ(リは小文字)さんの大叔母の家に伝わる花嫁衣装を取り戻すため、
アメリカ人牧場主・エディー・ダンに協力して、「モンスター」と呼ばれるヒグマを退治することになった杉元たち。しかし、ヒグマが巣食う森に乗り込んだ杉元たちは3頭のヒグマに追われ、やむなく農家へと逃げ込みます。
そこで出会ったのが、若山輝一郎(わかやまきいちろう)と仲沢達弥(なかざわたつや)でした。実はこのふたり、キロランケが競馬で八百長の指示を無視し博打で大損をしたために後を追ってきたヤクザであり、親分の若山は素性を怪しんだ杉元に長ドスで襲いかかります。
切りかかる瞬間は別の方向を見ているのか、それとも目をつぶっているのか、どちらとも取れるような描写となっているにも関わらず、鋭い太刀筋、見事な構えを見せてくれるのが印象的なシーンです。
その後、ヒグマの脅威に晒されるなか、次第に人間同士で共闘せざるを得ない状況に追い込まれ、二転三転のあげくに若山と仲沢は死亡。それまでに両者の真の関係が明らかになる一連のシーンは、筆者もリアルにお茶を噴き出してしまうほどの衝撃がありました。そして、最後は美しい「純愛」を見せています。
難波日登志(三條なみみ)監督のインタビューによると、TVアニメ化の際には話数の都合上カットされたようですが、後にOVA化されたのは1ファンとして感謝したいです。若山役が銀河万丈さん、仲沢役が田中秀幸さんという豪華キャストとなり、話題を呼びました。
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(続きはソースをご覧下さい)
https://magmix.jp/post/95240
https://youtu.be/0lkXHKixiTs
この謎の清々しさと感動だけは本当に草