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伊達:先週のゲストの「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリ先生から、矢吹先生にメッセージを預かっております。
「どうやったらそんなに女性の体をキレイに描けるんですか?身近にモデルでもいるんですか?」あれ?(収録時スタジオに見学にいらした)奥さんかな?(笑)
富澤:違う?(笑)
矢吹:僕はそんなにモデルとかいないんです、昔から、描くキャラクターに対して。結構常に二次元としての理想のラインを追い求めていて。
すごい大げさな言い方をしますけれど彫刻家のミケランジェロっているじゃないですか?彼が「自分は大理石の中に天使を見ているんだ」と。
「その天使を自由にするために彫っている」って話をしていて…
富澤:カッコいい事言うなあ。
矢吹:割とそれを見たときに、自分がやっている作業ってこの感覚に近いなと思って、紙の中に自分のの中で完成形はあるはずなんですよ。
それを手で表現できるかどうかっていうのを割と昔から追い求めていて、それでも満足はいかないんですよ。
本当はこの画の理想の状態にもっと行けたはずだなというのが描き終わった後にあって、もっと可愛くできたかもっていうのが常にある…
富澤:まあねー、締め切りがあるからそれは提出しなければならないけど…
矢吹:そうなんですよ。締め切りとの兼ね合いと、その時の実力で出せる分しか出せないんですけど。
なんかそう理想を追い求めるのが大事なんじゃないかと思いますね。