では、なぜ「次回予告」は簡略化されるようになったのでしょう。「深夜番組だから」というなら、その理由は何なのでしょうか。
まず、データを取りました。次回予告の基準を「次回のサブタイトルを表示すること」として、筆者が視聴することができた地上波、BS、VODで、2024年冬新作アニメ55作品(2クール目の『葬送のフリーレン』『薬屋のひとりごと』なども含む)をチェックして、いくつかのパターンに分けてみました。番組は、地域による違い、配信との違いがあるかもしれないので、出した数字はあくまで参考としてください。
A:10秒以上+ダイジェスト映像+NA付+サブタイトル表示(ほぼ昔の王道スタイル)……8作品
深夜としては珍しい『ぽんのみち』『月刊モー想科学』などのほか、シリーズ第21弾『わんだふるぷりきゅあ!』は昔のスタイルを貫いています。番外で『薬屋のひとりごと』や『カードファイト!!ヴァンガード Divinez』はダイジェスト映像が流れるものの、NAが付いていません。
B:数秒+ダイジェスト映像+サブタイトル表示……4作品
短いながらもダイジェスト映像があり、最後にサブタイトルが表示されます。『異修羅』『HIGH CARD』などが該当し、そして『葬送のフリーレン』はセリフの文字を画面にたくさん映すという手法ですが、ここに分類しました。NAの有無は半々といったところ。
C:数秒+サブタイトルのみ表示……12作品
画面にサブタイトル表示のみというシンプルな次回予告で、Bと区分するのが難しい番組もありました。NAで読み上げるのは6割ほどです。『キングダム』『うる星やつら』『MASHLE』『魔法少女にあこがれて』などが該当。
D:なし……31作品
『外科医エリーゼ』『佐々木とピーちゃん』『姫様“拷問”の時間です』『百妖譜』などが該当。
このようなデータになりました。いまや「次回予告なし」が半数以上です。
それだけw
逆だろ、制作がカツカツだったら次回予告で尺稼ぎするだろ
その次回予告分の映像ができてない可能性もあるぞ
アニメなんて作るのも自転車操業だし