まず第4位は、秋本治の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する両津勘吉。亀有公園前派出所勤務の警察官、両津と周囲の人間が繰り広げるギャグ漫画だ。破天荒な性格かつ身体能力が高く、並外れた体力を持ち、さまざまな問題を起こす両津だが、「行動的で前向きな性格。怖いもの知らずで、自分にないものを持っている。魅力的であり憧れた」(54歳/男性)、「葛飾の街で大暴れする問題児だが、江戸っ子で人情が厚く、時に優しく、時に厳しく人と接することができるところがかっこいい」(26歳/男性/学生・フリーター)という声や、「意外と多趣味で、キャラとのギャップの大きさがあるところ」(53歳/男性/営業・販売)と、オモチャなどマニアックな知識が豊富な一面に好感を持っている人もいた。
第3位には、原哲夫と武論尊による『北斗の拳』の主人公、ケンシロウがランクイン。作品の内容は、核戦争で荒廃し、暴力が支配する世界を舞台に、伝説の暗殺拳“北斗神拳”の伝承者、ケンシロウの死闘を描いたハードボイルドアクション。女性や子どもには優しいが、悪党は容赦なく倒していくケンシロウを選んだ人たちからは「正義の味方だから」(59歳/男性)、「戦うたびにより強くなっていくところ」(59歳/男性)、「タフで男前なので」(49歳/研究・開発)などの意見が見られた。ちなみに、支持層は40代、50代がメインだった。
http://dailynewsonline.jp/article/1501866/
そして30代から圧倒的な支持を得て、第1位に輝いたのは、鳥山明の『ドラゴンボール』の主人公、孫悟空。初期は、7つ集めればどんな願いも1つだけ叶うという“ドラゴンボール”探しがメインだったが、次第に悟空が凶悪な敵と戦う、格闘バトル漫画へと路線が転向していく。そんな中、幾度も死闘を繰り広げた悟空は、最強戦士へと成長していった。悟空を選んだ人からは「どんな苦境に立たされても、それを嬉々として乗り越えていく姿がかっこいい」(32歳/男性/学生・フリーター)、「どんなにとんでもないことが起きても、必ず何とかしてくれるところ」(34歳/男性)、「諦めない。ひたむきに努力する。仲間思い」(34歳/男性/コンピュータ関連技術職)、「強くて心もきれい」(45歳/男性/その他)、「正義感が強く正真正銘のヒーロー」(34歳/男性/公務員)と、強いだけでなく、純粋さを持っているところが高評価だった。