●芥見下々『呪術廻戦』
「週刊少年ジャンプ」で連載中の『呪術廻戦』。今となってはコミックス累計4500万部を突破、アニメも大ヒットの超人気作です。しかし、作者・芥見下々先生がテレビ番組にて、序盤で打ち切りの危機に瀕していたことを告白しています。
芥見先生の話によると、すでに第4話の時点で危機が迫っていたとのこと。その後の6話から、少年院に現れた特級呪霊と戦う「呪胎戴天編」に突入しますが、これもギアを上げるため、早めに突入させたといいます。「呪胎戴天編」といえば、5話のラストで「内1名 死亡」と予告されていたのが衝撃的でした。そして「呪胎戴天編」のラストでは、主人公・虎杖悠仁のなかに宿る両面宿儺が肉体の主導権を握り、自らの心臓をえぐり出して命を落とすという、刺激的な展開が待ち受けています。その後、虎杖は宿儺との契約を経て蘇生するのですが……実は打ち切りになった場合、虎杖は本当に死んだまま物語を終わらせるつもりだったといいます。
●空知英秋『銀魂』
2018年まで「ジャンプ」で連載されていた『銀魂』。アニメ化、実写映画化もヒットを飛ばした人気作ですが、実は連載初期に打ち切り寸前まで追い込まれていました。「ジャンプ」は毎週のアンケートによって人気投票を行い、基本的にはその人気順に作品が掲載されるシステム。ただし、新連載がスタートした場合、最初の数週はアンケートによらず、高い位置に掲載されることになっています。その補正が切れた後、最下位付近が続くと打ち切りとなってしまうのです。
空知英秋先生がインタビューで答えていた内容によると、『銀魂』は「よく生き残れたなと思います」と語るほど人気がなかったといいます。実際、掲載順を見ていくと、8週目以降は「14番目、10番目、16番目、14番目、17番目、18番目……」となっており、最下位周辺をうろつく危険な状態でした。そんななか、勝負をかけて掲載されたのが第十七訓の“花見回”。坂田銀時一派と真選組が「叩いてかぶってじゃんけんぽん」をして花見の場所取りをする回で、個性的なキャラたちがぶつかり合う『銀魂』のノリが存分に発揮されていました。この後、掲載順もアップしていき、すっかり人気作として定着するようになったのです。
●高橋和希『遊☆戯☆王』
いまやカードゲームも大人気の『遊☆戯☆王』。現在はシリーズ展開されていますが、初代の『遊☆戯☆王』は1996年から2004年まで「ジャンプ」で連載されていました。カードゲームの印象が強い本作ですが、もともとはさまざまなルールの「闇のゲーム」によって、主人公・武藤遊戯が悪人を成敗していくという物語でした。人気低迷の原因となったのは、エジプトから来た謎の男・シャーディーが現れ、ミステリー要素が入ってきたタイミングです。
のちに高橋和希先生は「シャーディー編」について「エピソードを読み返すと、ミステリーを飛び越えてかなりシュールで難解だ」と振り返っています。実際、結果は悲惨なもので、人気は急降下。打ち切りの話まで持ち上がります。この時の高橋先生は「最初から、古代エジプトのファラオの関わる話にしようと決めていたから大変だ。今から路線変更はできない……打ち切り!!」と考えるほど追い込まれていたようです。
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https://magmix.jp/post/54967
キングダムだろ
ヤンジャンの後ろの方が定位置だった
一番後ろまでいったかも
実際に打ち切りから復活したライジングインパクトは対象にはならんか