まったく異なった方向性・ジャンルへの展開に戸惑いを感じてしまうファンもいるようだが、結果的に物語はどんどん深みを増し、さらなる魅力を発揮するケースも。
そこで今回は、作品の方向性が途中でガラッと変わった『週刊少年ジャンプ』(集英社)の漫画について紹介したい。
■方向転換によって一気に物語が加速した『BLEACH』
現在シリーズ最終章となるアニメ「千年血戦篇」が放送中の、久保帯人氏による人気漫画『BLEACH』もその一つ。
当初は、霊感が強く、ガラは悪そうに見えても成績優秀な主人公・黒崎一護が死神の朽木ルキアと出会ったことをきっかけに、自身の住む町・空座町で死神代行をはじめる……というストーリーだった。
しかし9巻からは、ルキアが一護に力を分け与えたことが重罪となったことで彼女は連行され、囚われて処刑を待つ身に。一護らはルキアを救うため、尸魂界へ潜入。作中でも人気キャラの多い護廷十三隊の隊員たちもここで初登場し、そこから一護らはさらに大きな陰謀に巻き込まれていく。
死神代行という設定がその後の死神界でのバトルを見越したうえでの壮大な前フリだったのかは定かではないが、序盤の空座町での日々から考えると、ルキアが囚われてから『BLEACH』の物語が一気に加速したのは紛れもない事実だ。
死神たちが多く登場し物語は人気を集めている本作だが、一護の現世での友人らの出番はめっきり減ってしまったのは少々残念でもある。
■似たような展開はかなり多い!? キャラが登場するきっかけにも
冨樫義博氏の『幽☆遊☆白書』も、大きな方向転換を遂げた作品のひとつだろう。
第1話で不良の浦飯幽助は、交通事故に遭いそうな子どもを助けた代わりに自分が死んでしまう。しかしその死が霊界にとって予定外の死であったため、幽助は霊界案内人のぼたんとともに生き返るための試練を受けることに。
その後、妖怪が人間界で起こす悪事を取り締まる霊界探偵として活躍する幽助だったが、桑原和真や蔵馬、飛影という仲間が増えたタイミングで物語は大きな転機を迎える。
それは作中でも強烈なインパクトを誇る戸愚呂兄弟が初登場した暗黒武術会編。ここからはさらにバトルがメインとなり、魔界を舞台にしたストーリーや、幽助の出生の秘密にも迫っていくこととなった。
(続きはソースをご覧下さい)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5432643c652e62ba821f6c2bf2917b6e5fbc53c7
ここで BLEACH の名前が挙がるのが全く理解できない
あの展開があったからこそあれだけ長く続けられたわけだが
少しずつ周り巻き込んでキャラも増やして現世組としての戦力増やしながら伏線撒き散らしてたじゃん