●世界的美術館にあってもおかしくない…『I”s』(著:桂正和)
今やジャパニーズポップカルチャーを担う存在となった桂正和先生の代表作『I”s』。この表紙は世界中のどこの美術館に飾られてもおかしくないレベルと言っても過言ではない……そう信じたいです。半リアリズムで描かれた女性キャラたちは光彩の加減も相まって、かわいらしいを通り越し中世の宗教画をも彷彿とさせる神々しさを放ちます。こと1巻は何度も加筆修正がなされており、版によって細部が微妙に異なっていたりします。 ゴッホの「ひまわり」にも通じる、桂正和先生の執念を感じさせる表紙なのです。……ぜひ、飾りましょう。
●深い色あいの背景が美しい…『亜人』(著:桜井画門)
2021年2月に連載が終了した大人気マンガ『亜人』もむさぼり読んだのちに、飾りたくなるほど美しい「表紙」の持ち主です。書店に面陳された本作1巻を見たときは衝撃でした。ダークトーンのターコイズブルーに統一された背景に得体の知れぬ“人型の何か”がゆらりと佇んでいる「表紙絵」は今すぐ大型コピーして壁に貼りたくなるほどの完成度。続巻もこのスタイルが踏襲されているので必ず「刺さる」表紙があるはずです。……これはもう飾るより他ありません。
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